「あらミルクなの?絶対母乳じゃないとダメよ。赤ちゃんのために頑張ってたくさん食べて沢山母乳出さなきゃ!」親世代、祖母世代に何度この言葉を言われ、心を痛めたことでしょう。

おそらく、この記事をご覧の方も経験があるのではないでしょうか。
赤ちゃんに母乳がいいのは百も承知。出せるものならとっくに出してる!でもいくら食べたって、自分の身につくだけ・・・なんて途方に暮れてしまいますよね。

私の母乳が出なくなるまで

私は赤ちゃんが吸いにくい乳頭だったため、妊娠中に医師から「母乳は出にくいかもしれません。でも、必ず出るようになるから諦めないで頑張りましょうね」と言われていました。

案の定、私は母乳が出ないタイプだったようで、退院時、他のお母さんたちは20ccくらい出ているにも関わらず、私はたった2ccほど。母乳量はその後もなかなか増えず、1週間検診では「体重が増えていません」と指導が入りました。あまり気にしないようにしよう、そう思うように心がけましたが「おっぱいが出ないこと・ミルクに頼ること」に対する罪悪感はぬぐえませんでした。

その後もなかなか母乳量は増えず、他のお母さんたちは完母で育てている中、私はミルクが手放せず、8割ほどをミルクに頼る状態。それでもなんとか2割は母乳で育てていました。

ところが生後3か月の終わりのこと。あることをきっかけに母乳が出なくなりました。

私が風邪を引いてしまったのです。しばらくは薬を飲まずに我慢していたのですが、症状はひどくなるばかり・・・。子供を預けて病院に行こうにも預ける場所もない。

やむなく自宅にあった市販薬を飲むことに。産院では市販薬であれば母乳への影響は少ないため、飲んでも大丈夫だと指導されていましたが、薬の注意書きには「授乳中は授乳を控えてください」との記載が・・・。念のため服薬中は授乳を中断し、母乳は絞って捨てることに。

・・・・これが良くなかったのかもしれません。

この時を境に、わずかに出ていた母乳の量は激減。

息子が全くおっぱいに吸い付いてくれなくなりました。お腹がすいているはずなのに、口に含むこともしません。不思議に思って乳首をつまんでみると、母乳がほとんど出ていないことに気が付きました。慌てて搾乳して確認してみたところ・・両方で10ccほどしか出ていませんでした。

AMOMAミルクアップブレンドとの出会い

もともと漢方など内側からゆっくり効いていく商品に対してはあまり期待しないタイプの私。

効果に個人差があり続けてみないとわからない、といったタイプの商品はやめ時が難しいため普段は手を出さないようにしています。効果が出なかったら悲しいですし、金銭的に効果が出るまで続けられるか自信もないですからね・・・。

ハーブティーを色々と調べてみましたが口コミを見ても「ホントなの?」というのが正直なところでした。しかし、この際悠長なことは言ってられません。こうしている間にも私の母乳は枯れ果ててしまうかもしれない。

本当に藁にも縋る思いで手に取ったのがAMOMAミルクアップブレンドでした。

AMOMAミルクアップブレンドって?

母乳にハーブティーが良いという話はよく聞きますよね。
AMOMAミルクアップブレンドは母乳の出が気になる方の為に専門家によってブレンドされた「母乳育児サポートハーブティー」です。
フェンネル、フェヌグリーク、たんぽぽ、レモンバーベナ、ネトル、クリーバーズ、レモングラス、 ジンジャーという、8種類のハーブがブレンドされており、ヨーロッパでは古くから母乳に良いとして飲まれているそうです。

授乳間隔が短く母乳が出ていないのでは、と感じる方や、ミルクを足さなければならない方、夕方になると母乳が足りなくなる方などにおすすめのお茶です。

選んだ理由は手軽さと驚異的な口コミ評価

「母乳 ハーブティー」で検索すると有名なお茶がずらりと並びます。
ラズベリーリーフティーやタンポポ茶、ゴボウ茶などは有名ですし、スーパーなどでも手に入りやすいため身近なお茶といえるでしょう。

最初は私もこれらを試そうとしたのですが、AMOMAミルクアップに決めました。その理由は・・

手軽に飲めること

まず、育児に追われる毎日のなかでのんびりゆったりお茶を飲んでいる時間はありません。
とにかく手軽に素早く飲みたい。洗い物だって増やしたくない。
ということで、リーフタイプのお茶は却下。ティーポットを洗わないとダメですからね。絶対にティーバッグタイプのものが必要でした。

安心できる品質であること

風邪薬を服用した後に搾乳したところ、母乳の色が緑色に変化しました。恐ろしいですよね・・母体が摂取したものが、それほどダイレクトに母乳に反映されるとは・・。正直驚きました。

普段、食品の産地にはあまりこだわらないタイプなのですが、授乳中は赤ちゃんのために安心できる品質のものを摂取したい!と思うように。

AMOMAミルクアップは、無添加、無農薬、国内生産。しかも英国ハーバリストと母乳の専門家により共同開発された製品ですから安心ですし、期待できます。

驚異的な口コミ数

これが一番の決め手となりました。

数あるハーブティーのなかでも、AMOMAミルクアップはレビューの評価がダントツだったのです。
公式サイトに寄せられたレビューは3034件で、満足度は5つ星のうち、4.13を獲得、楽天での評価は総レビュー数7872件で星4.12と、驚異的な評価を獲得しています。(2017年6月13日現在)

レビューを詳しく見ていくと、なんとなく出るようになった気がする、という方から完母になりました!という方まで様々。しかし、ほとんどの方が何らかの効果を実感しているようです。あまりに高評価なため本当なのだろうかと逆に不安になってしまいましたが、これに賭けることにしました。

お値段は?

「ダラダラ続けるとキリがないから、1か月試してみて効果がなかったら体質に合わなかったと思ってキッパリ辞める!」そう決意して購入することにしました。

さて、問題は続けられるお値段かどうかです。

有名な母乳サポート飲料の中で比較してみました。

名称 1杯あたりの価格(税込) 最小販売単位
ミルクアップブレンド 63.3円 12パック862円~
赤ちゃんニッコリブレンド 89.3円 10パック1000円~
母なるおめぐみ 132.7円 30パック1980円(先着限定価格)~最低3回の定期購入必要
ママナチュレたんぽぽ茶 143.3円 150g4298円~(定期購入価格)

AMOMAミルクアップ30ティーバッグ入り3袋セットのお値段はAmazonで5697円です。育児中の家庭にとって5千円はちょっとツライ・・ミルクが2缶も買えてしまいますね。しかし、一杯あたりに換算すると63.3円です。

こうして比較するとミルクアップは中々良心的なお値段であることがわかりました。定期購入の必要がないので気軽に飲めるところもポイントです。

ここからは私がミルクアップを使用して感じた効果を公開します。
あくまでも個人的な使用感ということをご承知おきください。

飲み方

1 90度以上の熱湯を沸かします。

ハーブティーは90度以上で飲むのが美味しいと言われています。温度の下がったお湯で淹れたところ、臭みが出て、すごく癖のある味になってしまいました。ぜひ90度以上の熱々のお湯で淹れてください。

2ティーポット、もしくはマグカップにティーバッグを入れ、200~500mlのお湯を注ぎます。

ティーバッグはテトラパックタイプです。袋を破ってみると中のハーブはこんな感じ。かなり細かいです。

お湯を注ぐと・・麦茶のような濃い茶色に。見た目は普通のお茶と変わりません。


ティーポットは使いたくなかったため、私は大きめのマグカップに250ccほど淹れて飲んでいました。
「一つのティーバッグで2杯飲んだ!」という口コミを見かけたので、試してみましたが2杯目はやはり味が薄くておいしくなかったので、2杯取りたい方はティーポットの使用がおすすめです。

3 数分おいてから飲みます。

一日3回、授乳時間の1~2時間前の飲用がオススメだそうですが、私はざっくり朝、昼、晩と飲んでいました。
赤ちゃんと一緒だと中々予定通りにはいきませんからね。昼が夕方になったり、晩が深夜になったりしましたが、薬ではないのでいつ飲んでも大丈夫です。

身体を温めた方が母乳に良いそうなので私は常にホットで飲用していました。もちろん冷やして飲んでも大丈夫です。

香りはカレー粉!味は・・

袋を開けた瞬間に思いました。「うわ、ヤバイ。私これ、飲めるかな」

そう思うくらい、かなりきつい、スパイシーな香りが部屋中に漂います。例えるなら、カレー粉のような・・。

カレーの香りだけなら美味しそうな香りなのですが、それにジンジャーなどの癖のあるハーブの香りが混ざって何とも言えない香りに・・・。

仕事から帰ってきた旦那が「あのお茶飲んだ?」と聞いてくるくらい強い臭いです。まず臭いで好みが分かれます。私は苦手な香りでした。しかし、1か月分、5697円を捨てるわけにはいきません。

飲んでみれば意外なほどに癖のない味です。主観ですが、麦茶やウーロン茶より癖がありません。臭いさえクリアできれば味は問題ないかと思います。

というわけで、「匂いに癖あり、味に癖なし」です。

臭いが苦手な方は牛乳や豆乳で割ればマイルドになります。また冷やして飲んだほうが臭いが気になりません。私はむしろ病みつきになってしまったので、熱々をそのままいただきました。

ネット通販では主に30ティーバッグ入りのものが主流のようで、12ティーバッグ入りのものが中々見つからなかったのですが、ちょっとだけ試しに飲んでみたいという方は赤ちゃん本舗から12ティーバッグ入りのものをご購入されるといいですよ。

肝心の効果は?

1日目、なんとなくおっぱいがポカポカしてくるような感覚がありました。
・・といっても、張っている、というようなハッキリした感覚ではなくなんとなくじんじんするような・・・?思い過ごしかな?そんな微かな感覚でした。
試しに手で絞ってみましたが、母乳量に変化はありませんでした。

2日目も同じく特に目に見えた変化はありませんでした。おや?と思ったのは3日目のことです。今まで乳首をくわえようともしなかった息子が、乳首に吸い付いてきたのです!

もうあんな姿は二度と見れないかも・・・と半ば諦めかけていたので天にも昇るような気持ちでした。3日目に試しに手で絞ってみると両方で30ccほど出ていました。

3日で10ccから30ccに・・・!ほんの少量に感じるかもしれませんが、私にとってこれはすごいことです。

同時に根菜類中心の食事生活を心がける、頻回授乳を心がける、といったことを心がけました。また、飲み物はすべてホットで飲むようにし、体を冷やすとされる麦茶から玄米茶に変えました。

これらの試みにミルクアップを加えて飲み続けること2週間、なんと・・・
ゴクゴクと音を立てて飲んでくれるように!!!

お風呂に入った際手絞りしてみたところ、以前はつまんでも針で刺したように点々としか母乳が出てしなかったのですが、勢いよく出てくる乳腺がいくつか復活していました。

そしてそれから3日後、夜間は母乳だけで寝てくれるようになりました。枯れかけていた母乳が復活したのです。驚くべき変化でした。

ここまで書くと魔法のような話に聞こえますが、実はミルクアップも万能ではないのです。

ミルクアップのデメリットは?

購入前に気になっていたのは「ミルクアップを飲めば体質が変わるのか?(ミルクアップを飲まなくても出る日がくるのか?)ということです。

あくまでも私の場合、そして1か月続けただけの私の感想としては、「続けなければ効果は出ない」です。

外出などで飲む時間が取れなかった日は母乳量が減ったように感じました。そして一度落ちてしまうとまた元に戻るのに数日を要します。もし、半年、一年と続けていたらまた話は違ってくるかもしれませんが、私の場合はそうでした。

そしてもう一点、「ミルクアップだけでは効果は不十分」ということ。

飲むだけでもある程度は母乳が出る感覚はありましたが、並々と出るのかというと、そういうわけではないようです。

ミルクアップと並行して根菜類中心の食事と水分補給を心がけていましたが、夫が根菜嫌いなのであまり根菜ばかりの食事を作ることができず、途中で和食中心の食生活が崩れてしまいました。また水分補給も心がけていたのですが、外出の予定がある日はつい水分摂取が抑えがちに。

やはり、こうした日は母乳の出が悪いように感じました。

ミルクアップは「母乳が出るお茶」ではなく「母乳を出すのを助けるお茶」、そう感じます。

「母乳育児サポートハーブティー」という名前の通り、母乳育児を補助するものです。頻回授乳を心がける、食事内容に気を配る、水分をこまめに摂取する、こういった努力はやはり必要です。ただこういった努力だけでは結果がなかなか出なかったのですが、ミルクアップの力を借りることによって、結果に結びつけることができました。

さて、1か月間続けたところ夜間の授乳は母乳だけで足りるところまで回復しました。

約束の1か月、続けるか否か?非常に、悩みました。栄養士さん、保健士さんにも相談した結果、ミルクアップを続けることを断念。

理由としては、離乳食が始まり、「栄養が母乳から食事に移行する時期に来ている」ということです。折角軌道に乗り始めた母乳育児でしたが、経済的な面もあり、このような決断に至りました。

しかし私の実感した変化は驚くべきものでした。これらの変化はやはりお母さんの状態によって大きく変わるだろうと思います。

夕方だけミルクを足しているお母さんや、少量のミルクを足しているお母さんなら完母になれるかもしれない。
最初から母乳の出が悪く、息子が吸い付かなくなるほど母乳が出なかった私が1か月続けた結果は、「日中はミルクは足さなければならないものの、夜間は母乳だけで賄え、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んでくれるようになった」です。

同じ境遇の方の参考になれば幸いです。

産後直後から始めていたらまた違ったのかも知れません。もしいつか、二人目を授かることができたなら、その時は産後直後から飲もうと思っています。

また、母乳が出ない大きな原因のひとつに「ストレス」があるそうです。
毎日の育児、お疲れ様です。母乳が出なくてもお母さんのせいではありません。気持ちを楽にしてリラックスするつもりでお茶を飲んでみてくださいね。



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