あなたは新幹線に乗ることがありますか?
新幹線に乗って、どこに行きますか?

新幹線・高速バス・飛行機と、日本は移動手段が多く非常に便利な国です。

どの移動手段を選ぼうか?
安さ、それとも時間で選びますか?

旅行、実家への帰省、友人知人に会いに行ったり、仕事で使う人も多いでしょう。
ここでは、新幹線の切符をお得に、安く購入できる方法を紹介します。

新幹線の往復割引とは?

新幹線には、往復で購入することで割引になる、往復割引乗車券が存在します。
片道が601キロ以上あれば、往復それぞれの運賃が10%オフになるというものです。

購入方法はインターネット・みどりの窓口・駅の券売機、どこで購入しても自動的に10%オフ割引が適用されます。
購入時は、往復の券を同時に購入しないと、10%オフは適用されませんのでご注意ください。

主要都市の距離

  • 東京から新青森 674キロ
  • 東京から岡山 732.9キロ
  • 東京から新大阪 545キロ
  • 東京から名古屋 366キロ

利用者の多い東京-新大阪間が使えないのは残念ですが乗車券なので自由席・指定席関係なく利用でもできるので往復利用の場合は絶対に使った方が良いですね!

片道の割引もある?

学生割引には片道の割引があります。
学割は、片道101キロ以上ある場合、運賃が20%オフになるというものです。

こちらは購入時に、「学生証」と、「学生・生徒旅客運賃割引証」の2種を提示する必要があります。
みどりの窓口などの友人窓口にて提示し、購入してください。

学割の注意点としては、「学生・生徒旅客運賃割引証」は学校が発行しているものなので学校で貰うこ必要があることと、「学生」であれば年齢を問わないという点です。

仮に30歳の大学生であっても、学生証を持っており学校から「学生・生徒旅客運賃割引証」を受け取れるのであれば学割できっぷが購入できます。

地方別の切符~東日本の場合、えきねっとを活用する

駅ネット
えきねっと( https://www.eki-net.com/top/index.html )とは?
全国の新幹線・JR特急列車の指定席きっぷのお申込みだけでなく、東日本地域を中心に現地観光や鉄道グッズなどを紹介している、JR東日本が運営しているサービスです。

ここではトクだ値という切符を事前に予約すると割引価格で購入できるサービスを展開しています。
価格のメリットは大きく、乗車日13日前までの購入であればさらに値引き率が高いメリットもあります。

注意点が2つあり、1点目は利用に際し会員登録が必要です。
クレジットカードの登録も必要となります。

※駅でのチケット発券時にも購入に使用したクレジットカードが必要です。

2点目は対象列車が限られています。東北・山形・秋田・北海道新幹線、上越・北陸新幹線、JR東日本の特急列車(在来線)、JR北海道の特急列車(在来線)です。

JR東日本の特急列車については現在期間限定の切符もあります。
JR・東武直通特急日光・スペーシア日光・きぬがわ・スペーシアきぬがわ・はちおうじ日光が約20~40%オフで乗車できます。
また、横須賀線成田エクスプレスが35%割引となります。

どちらも期間限定の切符ですので、詳しくはJRにお問い合わせください。
https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_tokkyu.html?src=tokudane_guide_top

東海地方の場合、お得なきっぷを活用する

お得きっぷ
お得なきっぷ( http://railway.jr-central.co.jp/tickets/ )とは?正式名称は特別企画乗車券というもので、利用方法だけでなく払い戻しなど細かくルールが定められています。

お得なきっぷのサイトにアクセスするとお得なきっぷの種類が一覧で見ることができます。お得なきっぷの区間に合わせて旅をコーディネートすることもでき非常に見やすく、きっぷを購入する側がわかりやすい作りになっています。

逆にJR東日本のサイトは切符の種類が一覧になっておらず、自力で各種切符のサイトに飛びながら比較検討する必要があるため非常に煩雑です。
東海地方を出発地として新城・本長篠や豊橋などの近場から、東京ディズニーリゾートや九州などの遠方の場所まで様々な往復切符・新幹線切符の種類があります。

関西地方の場合、トクトクきっぷを活用する

とくとく切符
トクトクきっぷ( https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/tokutoku/ )とは?JR西日本がJR東海と同様に展開している特別企画乗車券のことをトクトクきっぷと呼んでいます。こちらも同じく利用方法や払い戻しなど、細かくルールが定められています。
JR東海と同じくお得なきっぷの種類が一覧で見ることができ、お得なきっぷの区間に合わせて旅をコーディネートすることもでき非常に見やすく、きっぷを購入する側がわかりやすい作りになっています。

また、片道・往復・フリーパスタイプ、往復+フリーパスタイプ、その他としてJR線とレンタカーの組み合わせ切符も紹介されています。
特徴として、片道は新大阪から九州(博多以外も含みます)の割引切符のみで、東京など関東地方への利用はのぞみ早得往復きっぷという往復切符を購入する必要があります。

九州地方の場合、割引きっぷ一覧から探す

九州の方にはこちらのサイトがお勧めです。
割引きっぷ一覧( http://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/ )というサイトにアクセスしてください。
そこにはインターネット限定のきっぷがずらりと揃っています。画面をスクロールするとわかるのですが往復だけでなく片道の切符も多数揃っています。
多くの新幹線切符や乗車券が往復の購入割引を適用するのに対して片道で割引が適用される切符は珍しいです。

また、インターネット限定の割引切符だけではなく駅で買える割引切符も一覧にしています。
九州新幹線の博多から鹿児島間が開業した際、印象的な動画が日本を駆け巡ったことが記憶に新しい方も多いでしょう。

東日本大震災の翌日に開通したためCMは放送中止となりました。

しかしその動画は東日本大震災で弱った日本の人々を元気づけ、Youtubeなどで多くの人に再生されました。
この3月12日の九州新幹線開通の時期が近づくと期間限定や枚数限定の切符も販売されます。

往復割引が適用されない601キロ以内の場合

ぷらっとこだま、ex-ICサービス、e特急券、新幹線回数券、以上4点が主に有名な切符です。

割引率が大きい順に並べています。
東京・品川から新大阪、通常14,450円の区間を例にとり、簡単に説明していきます。

ぷらっとこだま

ぷらっとこだまは東海道新幹線で利用できます。こだまの中から選べ、1ドリンク引換券も付きます。
e-ぷらっとネットや電話、JR東海ツアーズ支店からも申し込みができ、前日まで購入できます。
チケット代金は~3/31までと、4/1~で若干異なりますが、例えば東京・品川から新大阪であれば~3/31までの期間は10,300円、4/1以降でも10,500円と、200円の差です。
ペットボトル1本分程度の差なら、許容範囲ですよね。

ex-ICサービス

ex-ICサービスは乗車日当日でも予約できICカードで乗車できるため窓口で乗車券の発券をする必要がありません。
しかしEX-ICカードというカードが必要で、このICカードはこの予約を利用するための新幹線乗車券専用ICカードです。登録後住所に郵送されますので、事前の受け取りを要します。しかし東京・品川から新大阪であれば13,370円、3日前までに購入する必要のあるIC早得の場合12,340円で利用できます。

e特急券

e特急券は名前の通り特急券のみのため別途乗車券の購入が必要です。
東京・品川から新大阪は13,570円で利用でき乗車当日でも予約ができます。ただしJR東海・JR西日本の切符売り場以外では受け取りできません。

新幹線回数券

新幹線回数券は有効期間3か月ですが通年販売しており、購入日の制限ぼありません。
ただしゴールデンウイーク・お盆・年末年始の期間は利用できません。
東京・品川~新大阪を6枚つづりで購入すると計82,140円、1枚当たりの値段は13,690円です。
インターネットでの購入はできず、切符の出発駅もしくは到着駅周辺のJRの主な駅および主な旅行会社です。

団体割引

8人以上の人数で、同じ行程にて乗車する場合に割引となる切符です。
普通団体(一般の乗客)は時期に応じて15%オフもしくは10%オフの割引が適用されます。

出発日の9ヶ月前から購入でき、2週間前まで購入できます。
購入時に全員分の身分証明証などは必要ありません。

8人も連れだって行動しないよと思う方もいるかもしれません。

しかし家族4人+双方の両親2名ずつで行動すれば8人です。

趣味のサークルや団体でも8人程度はすぐに集まるでしょう。

31人を超えるとさらに割引率が高くなります。
注意点は2つ。
1点目は割引適用は乗車券のみとなり特急券などは割引になりません。
2点目は当然ですが団体行動用の切符なので購入するすべての切符は同じ行程、同じ新幹線の乗車券を購入することになります。

8人であれば8枚、同じ行程・同じ区間の乗車券です。

シニア割引

JR東日本には、大人の休日倶楽部パス、ジパング倶楽部パスがあります。

この違いが非常にわかりにくいのですが、どちらも「大人の休日倶楽部」ではあるのですが、年齢によって「ミドル」と「ジパング」に分けられています。

要するに大人の休日倶楽部は「大人の休日倶楽部ミドル」であり「大人の休日倶楽部パス」が利用できます。

さらに年齢を重ねると「大人の休日倶楽部ジパング」のサービスが使えるようになるということです。

ミドルは男性満50歳から64歳、女性は満50歳から59歳です。

ジパングは男性満65歳以上、女性満60歳以上です。

大人の休日倶楽部パスは、

JR東日本前線が4日間乗り放題で15,000円

JR東日本とJR北海道の全線が5日間乗り放題で26,000円

JR北海道の在来線前線が5日間乗り放題で16,250円です。

大変お買い得ですが、注意点として2つ。

大人の休日倶楽部への入会が必要であることと、販売期間及び利用期間が定められており、特に利用期間は夏休みやお盆休み、シルバーウィークや年末年始などの、鉄道会社の繁忙時期には利用できません。

ジパング倶楽部パスはJR東日本船、JR北海道線が何回でも30%オフになりますが、乗車券が片道・往復・連続で201キロ以上利用する場合となります。

購入方法による割引  のぞみ早得往復きっぷ

JR西日本には、のぞみ早得往復きっぷがあります。

こちらは
岡山から東京都内28,800円
広島市内から東京都区内31,890円
福岡市内から名古屋市内が28,800円

で往復できる往復切符です。

注意点が2つあります。

1点目は発売期間やその他の制限があり、例えば発売期間は乗車7日前までに購入しなければなりません。

2点目はインターネットで購入ができず、出発地周辺の駅のみどりの窓口や旅行会社などで購入しなければなりません。

新幹線の格安・割引切符まとめ

いかがでしょうか?新幹線の割引は金券ショップなどのチケットを利用することもできますが、金券ショップには必ず希望の区間・金額があるとは限りませんし駅に隣接しているとも限りません。
ぜひ新幹線に乗降する駅やインターネットでの購入方法を知って、簡単にお得な新幹線乗車券、新幹線の切符を手に入れてくださいね。

なお、今回紹介させていただいた各割引運賃もインターネット限定、駅購入限定など、割引によって購入場所が全く異なりますのでご注意ください。

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