生きるためには働かなければなりません。
でも、正直「仕事辞めたい」と思っている人は多いと思います。
毎日朝から晩まで働いて、家と職場を行き来するだけの生活。
誰だって辞めたくなりますよね。
そこで今回は、実際に仕事を辞めた人の辞めた理由から仕事を続ける方法、どうしても辞めたい人にとっては、仕事を賢く辞める方法についてご紹介したいと思います。
仕事を辞めた理由
仕事を辞めたいと思ったときってどんなときですか?いろいろなタイミングがあると思いますが、みんなの仕事を辞めた理由についてまとめてみていきましょう。
参考:リクナビNEXTの退職理由の本音ランキング
仕事を辞めた理由第5位 【仕事内容が面白くない】
毎日する仕事の内容が面白くなければ、辞めたくなりますよね。やはり仕事をするうえで、やりがいや楽しさは大事ですね。
仕事を辞めた理由第4位 【給与が低い】
どれだけ働いても安月給だったら、どれだけ仕事が楽しくても働いていられませんね。最低賃金などの法律はありますが、まだまだサービス残業がある会社も多く、労働に見合うだけの報酬を得られていない実態が伺えますね。
仕事を辞めた理由第3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかない
職場の人間関係が第3位にランクイン。どんな職場でも人と関わらなければならない以上、良好な人間関係を作ることが大切ですね。でも、どうしても「この人は無理!!」って人が職場にいることもあるので、それで辞めてしまう人が多いのでしょう。
仕事を辞めた理由第2位 労働時間・環境に不満
日本の労働環境はあまりよくないようで、労働基準法を守らないブラック企業が毎年のように話題になりますね。長時間の残業や、有給がとれなかったり、休日出勤を強要されたり。やってられませんね!
ブラック企業に関する記事:これってブラック?残業時間と残業代から見るブラック企業
仕事を辞めた理由第1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らない
会社で働く以上、経営者の考え方に従わなければなりません。しかし、どうしても気に入らない・納得できない。
という理由で辞めた人が最も多かったようです。
一生をその会社で終えることを考えれば、ずっと我慢することになりますし、懸命な判断かもしれません。
あなたが仕事を辞めたい理由は?
転職経験者の仕事を辞めた本当の理由TOP5を見てきましたが、あなたがいま会社を辞めたい理由はありましたか?
この記事では、いまあげた5つの理由で仕事を辞めたい場合について、我慢せず仕事を続けるための方法をご紹介したいと思います。
仕事を続けるための具体的な方法
実際に仕事を辞めたくても、収入がなくなったらやっぱり大変。
それなら仕事を続けるしかありません。
どうすれば仕事を続けられるのか悩む人は多いはず。
少しでも、仕事を辞めたくなくなる具体的な方法を私なりにまとめてみました。
仕事が楽しくない場合の解決方法
まず仕事を辞めた理由の5番目として挙がっていた仕事が楽しくない場合についてみていきます。仕事が楽しくない場合の原因は主に3つあります。
仕事内容にやりがいがない
仕事の内容が単純作業だったり繰り返し作業だったりすると、どうしてもやりがいは生まれにくいです。
毎日の繰り返し作業なら機械に任せたほうがいいでしょう。
仕事に飽きてしまっている
どんな仕事でも続けていると飽きてきます。
初めて仕事をしたときのようなワクワク感も無く、日々の業務をこなすだけの仕事になってしまいます。
仕事内容に疑問を持てない
仕事をする上で、自分の考えを出す場面と、上からの指示に従う場面があるかと思いますが、ただただ従うことになれてしまうと、仕事が楽しくなくなってしまいます。
以上の3点について、あてはまることがあれば、あなたは仕事を楽しめていないかもしれません。
仕事を楽しむために重要なこと
仕事を楽しむには、飽きない工夫が大切です。
どんな仕事でも繰り返し作業はあります。
その繰り返し作業の中で次の3ステップを実践してみてください。
ステップ1
この作業方法は最適かどうかを考える。
ステップ2
新しい作業方法を考えてみる。
ステップ3
計画と実行。そして確認。
仕事を楽しめない原因として、やりがい・飽き・疑問の3点をあげました。
これらすべてを克服するには、普段から自分の作業について理解を深めることと、疑問を持つことが大切です。
仕事の意味を理解することでやりがいに繋がり、疑問を持つことで工夫をし、実践することで飽きがきません。
飽きればまた違う方法を考えてみればいいでしょう。
普段の繰り返し作業を如何にして、繰り返し作業にさせないか。
少し考えてみてください。
給与が低い場合の解決方法
職場全体の給与をあげることは難しいかもしれませんが、自分自身でキャリアアップを図ることはできると思います。
会社に居ながらでも資格取得の勉強をされている方も多いと思いますし、給与が低いからあきらめるのではなく、長い目で見て、自分がいる会社でキャリアアップをするのかが大切になります。
なので、会社を続けるというよりも資格取得をして転職するまでの間、今の会社を利用するぐらいの考えを持って働かれるといいかもしれません。
そうすれば辞めたいと言うよりかは、利用してやってるくらいのモチベーションを保つことができるでしょう。
また、職場全体の給与をあげる方法として、労働組合による団体交渉もありますが、日本では特に難しいようです。
同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった場合の解決方法
3番目に多かった退職理由が人間関係でした。
職場内での空気を変えることは難しいかもしれませんが、それだけで会社を辞めてしまうのは勿体無いでしょう。
解決方法は2つ。
1.自分を変える
他人を変えることはできませんが、自分を変えることはできるはず。
会社内での自分の立場は変えられませんが、仕事に対する姿勢や、人への接し方はいくらでも変えられますよね?
人間関係がうまくいかないのは、たいがいお互いを理解できていないことが問題です。
どう接すればいいのかを模索しながら、自分を変えていきましょう。
今日はこうやって接してみよう。
明日はこうしよう。
など新しい方法を考えるだけで少しずつ気持ちは上向きになります。
2.あきらめる
どれだけ自分が頑張っても、相手が変わらないことはありますし、嫌われているのが好かれるのは難しい。
そうなれば、いっそあきらめてみるのも肝心です。
毎日悩んでいたことを、受け入れて諦める。
そうすれば、悩む時間を減らすこともできるし、いちいち相手の言動を気にすること必要もありません。
自分は自分。
相手は相手。
それを理解することです。
労働時間・環境が不満だった場合の解決方法
ブラック企業がはびこる日本では、労働環境が悪い会社は当たり前のようにあります。
そういった会社に入社してしまった場合は、公的機関を利用することをおすすめします。
1.労働基準監督署に相談する
労働環境に不満がある場合、たいてい労働基準法に違反していることがほとんど。
そんな場合は労働基準監督署に相談することをおすすめします。
全国に300署以上ありますので、お近くの労働基準監督署を探して、普段の業務内容がわかる資料(タイムカードなど)を持参して相談にいってください。
2.労働組合を利用する
会社に労働組合があれば、そちらを利用してストライキ・団体交渉などを行うことで、労働環境の改善を目指すことも可能です。
ただ労働組合がない会社も多くあるのが現状です。
その場合は個人単位で加盟ができる合同労働組合・ユニオンを利用する方法もあります。
上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった場合の解決方法
上司の仕事の方法が気に入らないことは多いかもしれませんが、なかなか口に出せないですよね。
でも、言わなければ変えられないなら、言うしかない!!
仕事の不満ではなく提案
上司のやり方に不満を持っていても、伝える場合には不満だという感情は持ち込まないことが重要です。
感情が入ってしまっては、上司も受け入れがたいものになってしまうでしょう。
あくまで新しい方法の提案であり、上司の面子をつぶすようなことにならないように注意が必要です。
上手に会社を辞めるための注意点
ここまで、仕事をやめたい原因と、解決方法について書いてきましたが、やっぱりどうしても辞めたい!
そんなときはありますよね。
会社を辞める決断をすることは大きい一歩ですが、辞める上で気をつけるべき注意点がいくつかありますので、見ておきましょう。
会社を辞める前に相談しよう
会社を辞めたいからといって、いきなり退職届を出して会社を辞めるのはさすがにナンセンスです。
自分の都合だけではなく、会社の都合も考えた上で仕事の引き継ぎ・退職の時期などを相談することが大事です。
そのときに相談することとして、
- 退職理由について
- 退職時期について
- 仕事の状況
この3点については、しっかり答えられるようにしておきましょう。
自己都合退職?会社都合退職?
退職には実は2種類あって、自己都合退職と会社都合退職というものがあります。
自己都合退職よりも会社都合退職のほうが、失業給付の給付日数が最大で倍長くなり、給付制限なしで失業給付を受けられるなど、様々なメリットがあります。
辞職するから自己都合退職だ!と思う方も多いかもしれませんが、会社側が労働基準法に違反していたり、上司からのパワハラがあったなどがあった場合には、会社が原因の退職。つまり会社都合退職になる場合があります。
もし自分は会社を辞めたくなくても、会社に非があって辞めなければならない場合などは、会社都合退職にしてもらえないか確認しましょう。
有給休暇は消化できてる?
半年以上連続で働いていれば誰でも得られるのが年次有給休暇です。
有休は労働者の権利ですので、もし有休についてお知らせが無い場合でも、有休を取得する権利は発生しているので、有休を消化していない場合は、退職までに使わせてもらいましょう。
半年間働けば10日間の有休が発生していますので、退職を前に自分の有休をしっかり確認しておきましょう。
ハローワークへ行こう
辞めてから仕事を探したり、失業給付の申請をするために行くハローワークですが、退職前に一度足を運ぶことをおすすめします。
退職してからの流れや、希望職種の求人情報などを事前に調べておくことで、退職に関する不安を減らすことができるからです。
仕事が辞めたい人へ
仕事を辞めたいと思うには人それぞれ様々な理由があると思います。
しかし、辞めることは大きな選択です。
「できれば辞めたくない」という人も多いでしょう。
辞める選択をするにしても辞めない選択をするにしても、自分にとってどの選択が正しいかを、ゆっくりと考えることが大事です。
一時的な感情に流されて急に辞めるのではなく、いまの環境でできることを考え、次の選択に向けて準備をすることも必要かもしれません。
広告