新幹線の予約には、インターネットを利用していますか?電話や窓口を利用していますか?インターネットを利用する方が増える一方で、頑なにインターネットを使わないという人もいます。
しかし予約方法、切符の購入方法によってメリットやデメリットがあるのでしょうか?
価格差があるのでしょうか?
それぞれの良さを知って、自分のライフスタイルに合った利用をしましょう。

新幹線の予約はネットでできる?

インターネットを利用して新幹線の予約をすることができます。ただし諸条件があるので、追って説明します。
インターネットを使うことのメリットは2つ!

  • 手軽・簡単で時間もかからない
  • 時間を問わずいつでも予約できる

ところです。

例えば通勤の最中や、仕事の移動中にスマホでパパッと予約することもできます。
また、家事や子育て、仕事に忙しいとなかなかみどりの窓口まで足を運ぶ時間が捻出できなかったり、窓口の営業時間に間に合わなかったりしますよね。

その点インターネットを使えば時間帯の制限がなくスムーズに予約できます。

デメリットは、インターネットでの予約にはクレジットカード情報の登録および利用が必要な点です。
もちろん各社セキュリティシステムを導入しているので、クレジットカードの情報が漏えいすることがないように防衛策を実施しています。

では絶対安全、確実に問題ないのか?と聞かれると、世の中に『絶対』なんてことはあまりありませんね。

私の知人でも、クレジットカードは絶対に利用しないという方をちらほらとお見掛けします。
確かにみどりの窓口で、新幹線の切符を現金購入すれば、氏名や連絡先などの個人情報を問われることはなく漏れることもありません。

ただしビジネスで新幹線を利用する場合は、会社のクレジットカード等を利用し、インターネット予約を活用したほうがはるかに効率的です。
クレジットカード情報が漏れる可能性と漏れない可能性、後者の方がはるかに可能性が高いためです。

みどりの窓口や電話の問い合わせ窓口が営業している時間は、ビジネスにおけるオンタイムと重なっていることがほとんどです。
インターネットを利用したほうが、予約に使う時間ははるかに短くなります。
移動手段確保のために時間を使いすぎるなど、とてももったいないことです。

新幹線の移動費などは先に自費で支払って、後日清算する仕組みの企業も多く、新幹線の移動の回数が多い方は自費での建て替え金額も大きくなりますから、クレジットカードで建て替えておいた方が楽です。
そういった際に都度都度現金を利用していては非常に手間です。

JR東日本は、全国の新幹線の切符が予約できる「えきねっと」というサービスを展開しています。
JR西日本では「e5489(良いご予約)」というサービスを展開しており、山陽・九州新幹線(新大阪~鹿児島中央間)と、北陸新幹線(金沢~東京間)、JR西日本・四国・九州エリアの特急列車に利用できます。

またJR東海とJR西日本は、「EXPRESS予約」という東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の切符が予約できるサービスを展開しています。

新幹線をよく利用する乗車区間に応じて、会員登録するサービスを選びましょう。

ネットからだと安い?

新幹線の切符は、ネット予約限定のサービスやチケットで、お買い得に購入できる場合があります。
ネット予約に価格のメリットがあるのはなぜでしょうか?それは、利用者自身が予約・判断をするので人件費がかからないためです。
JR東日本のえきねっと、「えきねっとトクだ値」というサービスは、JR東日本やJR北海道の新幹線・切符がお得に買えるインターネット限定のサービスです。

乗車日13日前までに予約をすればさらにお得になることもあります。
JR西日本のe5489、「トクトクきっぷ」というサービスには、区間や新幹線の種類、購入時期の限定があるインターネット限定の切符を販売しています。

有名なものをご紹介します。
スーパー早特きっぷ(こだま、席数と区間限定、14日前までの購入)、こだまスーパー早特きっぷ(席数と区間限定、14日前までの購入)、WEB早特3(のぞみ・みずほ、席数と区間限定、3日前までの購入)などが人気の切符です。

こちらも参考に
新幹線の切符を格安で買える!割り引き【まとめ】

JR東海とJR西日本のEXPRESS予約はチケットレスで乗車できるなど大変便利なサービスですが、利用前にはJ-WESTネット会員登録と、EXPRESS予約の会員登録を済ませる必要があります。しかしJR東海エクスプレス・カードをすでにお持ちの場合はJ-WEST会員登録は必要ありません。

このように事前の準備は必要ですが、乗車当日でもお買い得な特急券を利用できたり、乗車3日前までの予約でのぞみ・ひかり・こだまがお買い得価格で乗車できるEX-IC早特を利用できたりと、お買い得に利用できる幅が広いことが特長です。

その他JR九州はJR九州列車予約サービスに会員登録をすると、九州ネットきっぷ・入州ネット早特3・九州ネット早特7・つばめ限定九州ネット早特7という予約でお買い得に切符を購入することができます。

インターネットで購入の最大のデメリットは、全て自分で管理する必要がある点です。
会員パスワード、予約番号などを入力し、自身で手続きをしなければなりません。

やり方がわからないときも、手順を自力で読んで理解して、変更やキャンセル手続きをしなければなりません。インターネットで予約をした場合は普通、変更やキャンセルの場合も自力でインターネットを利用して対応しなければなりません。

ですから自分がよくわからないまま家族や友人に予約をしてもらった際などは注意が必要です。
窓口や電話のオペレーターに助けを求めても、「インターネット上でご自身でご予約なさったものなので、インターネット上でご自身で対応していただけますか?」と言われてしまうかもしれません。

しかしJR九州はインターネット列車予約専用のお問い合わせ番号を用意しています。
番号は 050-3786-8814(8:00~20:00)です。
ただし問い合わせ内容によっては、会員登録名や会員登録時のパスワードなども明かさなくてはいけないかもしれません。

もしくは、パスワードなどを顧客から聞き取ることはNGとされており、簡易的なアドバイスしかしてくれないかもしれません。
新幹線の切符のみに限りませんが、インターネットにおける予約は自己責任で、と思っておいたほうが良いですね。

新幹線予約電話でできる?

新幹線の予約はもちろん、電話でもできます。
しかし新幹線の切符自体が、インターネットによる事前予約でお買い得に購入できる切符なども増えましたので、座席の埋まり方が昔よりも早くなっています。
予約方法が電話でも、ネットでも、早めの連絡・早めの購入のほうが良いに越したことはありません。

電話予約限定の新幹線切符、というものは全国で見てもありません。
窓口で購入できる割引切符を電話予約でも購入できる、というサービスが展開されていることがほとんどです。

  • JR東日本:050-2016-1600(6:00~24:00)
  • JR東海:050-3772-3910(6:00~24:00)
  • JR西日本:0570-00-2486もしくは078-382-8686(6:00~23:00)
  • JR北海道:011-222-7111(6:30~22:00)
  • JR九州:050-3786-3489(8:00~20:00)

電話・窓口購入の最大のメリットは、電話・窓口のオペレーターと人間同士話ができる点です。変更やキャンセルの話もでき、可能な範囲で対応してもらえます。
電話・窓口で購入したチケットは、電話・窓口に助けを求めれば、対応に慣れたJRのスタッフが迅速に対応してくれます。例えば突然のアクシデント、不慮の事故、自分の正気を保てないような事態に発展したときでも、人間同士話をすれば理解して融通をきかせてくれたり対応してくれたり、なんてこともあるかもしれません。

予約の変更は?当日でもOK

新幹線のチケットにおける予約の変更やキャンセルはできるか?窓口や電話、インターネットで購入したチケットのほとんどは乗車前までの手続きで変更やキャンセルは可能です。
例えばJR東日本のえきねっとは、「乗車日当日の出発時刻6分前かつ22時54分まで」と定めています。
JR東海と西日本のEXPRESS予約は、「EX-ICカードでの改札入場前またはきっぷ受け取り前、変更前の列車発車時刻の直前前で、なおかつ発車時刻4分前までの5:30~23:30までは変更可能」と定めています。
ただし、変更やキャンセルが一切できないことを条件に販売している切符は、もちろん予約変更やキャンセルはできません。

予約状況を確認する方法は?

予約状況の確認も、購入方法によってやり方が異なります。窓口で予約をする場合は、予約と同時にチケットの購入・発券を行いますから、購入した切符を見て確認できます。
電話予約をした場合、電話予約時にチケット引き換え方法と期限が伝えられますので、それに従って発券をします。電話予約はあくまでも予約ですから、支払いを行って切符を発券しないことには確実に確保できたわけではありません。早めに支払いを済ませましょう。
インターネットのサービスを利用した場合でも、同じJRですがサービスによって使い方が異なります。例えばJR東日本のえきねっとは、えきねっとサービス上で予約状況の確認ができますが、乗車前には必ず東日本もしくは北海道の駅で切符を発券します。予約時に発行された予約番号と、登録したクレジットカードの番号やクレジットカードの暗証番号が必要です。
対してJR東海と西日本のEXPRESS予約は、サービス上で予約状況の確認ができ、EX-ICカードがあればチケットレスで乗車できます。窓口に並んだり、予約番号を控えておく必要がないため楽ですよ。

いかがでしょうか?ネット・電話・窓口来店のそれぞれに一長一短あり、一概にどれがベストとは言えませんが、最もベストなのは『自分で理解でき、自分1人で対応できる方法』を利用することではないでしょうか?窓口や電話のオペレーターさんに任せると楽ですが、自分の理解度は低いまま利用することになります。インターネットは早くて便利ですが、何か起きた際にもインターネットを利用して自身で処理しなくてはなりません。新幹線の利用頻度に応じて、うまく活用して、お得に気軽に乗車しましょう!

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